結論
2025年以降の相場は
①主要中銀の金利正常化ドミノ
②米中テクノロジー摩擦の関税・輸出規制戦争
③中東を震源とするエネルギー地政学リスク
という三つの波で揺さぶられる。
これらは為替・株式・コモディティすべてに連鎖し、
ハイローオプションを武器にするトレーダーにとっては
ボラティリティ=利益機会を意味する。
以下で各シナリオを深掘りし、
最後にファイブスターズマーケッツで組み立てるべき戦略を考えます。

予想①「金利正常化ドミノ」──FRB利下げと日銀YCC撤廃が招く円高ドル安シフト
シナリオ概要
・FRBは2025年後半に最大3回・計0.75%の利下げを示唆。
ドットチャートでも2025年末FF金利中央値3.9%へ低下。
・日銀は3月にマイナス金利とYCCを同時終了、
政策金利を0.50%近辺で維持しつつも追加利上げ余地を残した。
・ECBも6月に25bp利下げし、2025年中に追加緩和を示唆。
価格インパクト
- USD/JPYは金利差縮小で142→130円方向へ下押し余地。
- EUR/JPYは日欧双方の利下げ幅が接近し、レンジ相場濃厚。
- 長期金利低下から米ハイテク株は押し目買い優勢、
逆に銀行株は金利収益低下で上値重い。
トレードポイント
‐ 通貨ペア23銘柄のうちUSD/JPY・GBP/JPY・CAD/JPYなど“円クロス”を中心に短期順張り。
‐ イベント前後はBOJ・FOMC声明文の「語調」に注目し、1時間後の反転狙い逆張りも有効。
予想②「2025年版・米中テクノロジー貿易戦争」
世界株式は二極化、半導体と資源関連が主戦場
シナリオ概要
・米国は2025年4月“Liberation Day”以降、
中国輸入品に最大145%関税を導入、その後30%に縮小も高関税は持続。
・同時に先端半導体・AI向けチップの輸出規制を再強化し、対象装置・企業を拡大。
・CEPII試算では世界GDP-0.5%、米中-1.3%と実体経済にも波及。
価格インパクト
- 米ハイテク大手(NVIDIA・AMD等)は需要堅調だが規制リスクで値動き荒い。
- 代替供給国の台湾・韓国銘柄、レアアース関連は資金流入。
- 貿易減速観測から銅・原油需要が一時的に萎む可能性。
トレードポイント
‐ ファイブスターズマーケッツ取り扱い株32銘柄中、
Tesla・Microsoft・Visaなど米大型株を中心とした決算ボラ狙い。
‐ USD/CAD・AUD/USDは資源国の景気連動度が高く、
関税ヘッドラインで短期トレンドが出やすい。
予想③「中東リスクプレミアム再燃」──原油・金・銀が振れ幅を拡大
シナリオ概要
・イスラエル-イラン衝突でBrentは一時+13%急騰。
EIAはリスクプレミアムを織り込み平均69ドルへ上方修正。
・ゴールドマンは「供給障害ゼロ」シナリオでも55-59ドルへ下落余地と両睨み。
・ストレート・オブ・ホルムズ封鎖リスクが残存し、
地政学ヘッドライン=瞬間的な値幅が常態化。
価格インパクト
- WTI/Brentは70±15ドルの広いレンジ。
- 金・銀はリスク回避で買われやすく、FRB利下げ観測とも連動。
- 円は有事の逃避通貨として再評価、クロス円の上値を抑制。
トレードポイント
‐ コモディティ9銘柄(原油・金・銀・天然ガス等)の指標発表後5分の逆張りが高勝率。
‐ リスクイベント前はGBP/CHF・USD/ZARでリスクオン/オフを切り取る。
3シナリオ×主要銘柄インパクト早見表
| シナリオ | 高ボラティリティ銘柄 | 方向性の鍵 | 推奨戦術 |
|---|---|---|---|
| 金利正常化ドミノ | USD/JPY, GBP/JPY, 米銀行株 | 金利差縮小 | 順張り+声明文逆張り |
| 米中テクノロジー戦争 | Tesla, Microsoft, USD/CAD | 関税・輸出規制 | 決算ギャップ狙い |
| 中東リスクプレミアム | 原油先物, 金, USD/ZAR | 供給障害/安全資産需要 | 指標5分逆張り |
総合戦略──ファイブスターズマーケッツで組み立てる5ステップ
- 週初に3シナリオの「確率ウェイト」を設定
例:中央銀行イベント週=シナリオ①50%、他20-30%。 - 経済指標カレンダーとヘッドラインアラートを同時監視
CPI・FOMC・OPEC会合は必ずリアルタイムで。 - 銘柄ごとに「短期順張り→急反転逆張り」の2段階エントリー
イベント直後の方向感を取り、過剰反応は逆張りで抜く。 - 最大ドローダウンは口座残高の3%以内に固定
高ボラ期でも継続参戦できるリスク管理を徹底。 - 月末にシナリオ確率をリバランス
予想外の材料(停戦・追加関税解除など)が出たら即座に割合を変更。
まとめ
・金利ドミノ=円高でFXはクロス円中心にテクニカルが効く。
・米中摩擦=銘柄二極化で株式はハイテクと資源国通貨を短期回転。
・中東リスク=コモディティ急伸急落で原油・金の指標逆張りが妙味。
三つの波を同時に張ることで、どのシナリオが主役になっても
収益チャンスを逃さないポートフォリオが完成する。
ファイブスターズマーケッツの豊富な通貨ペア・株式・コモディティ28+41銘柄は、
この戦略を実行する最適な環境になる。
世界情勢が揺れるほど、私たちの可能性は増える。
今こそ準備を整え、今後の荒波を“利益の追い風”に変えよう。

